3つの丹田と氣の質について
丹田は3つある
氣功に入門すると「丹田」について聞くことがあります。
日本の伝統的な心身トレーニングの中にも、「丹田」を聞くことがります。
日本では、臍下丹田(せいかたんでん)と言うこともあり、臍(へそ)の下、丹田になります。
臍の下に、丹田が一つあると言う認識になることが多いです。
氣功では、丹田を3つあると考えます。

ある面からは、臍下丹田のみで十分であり、違う面からは3つの丹田と考えます。
チャクラ、精宮も7つの考えが多いですが、8つの考えや、位置も違いがあったり、補助的なものや、手足のものも入れたりと、違いがあるのも、考える方向の違いで、どれも間違えではないと考えます。
丹田の代表的なツボについて
気功では、3つの丹田と考えます。
それぞれが、縦方向に上下に並んでいますので、上丹田、中丹田、下丹田と呼ぶことが多いです。
そられの丹田には、代表的なツボがあり、
上丹田は、印堂
中丹田は、壇中
下丹田は、気海
とされています。
日本的な臍下丹田は、気功で言う下丹田で、氣海のツボも同じです。

丹田にも段階や働きの違いなどがあり、入門的にわかりやすいように代表的なツボがあると考えてください。
氣は質の違い、種類がある
氣には、量、質、形、運動性があると考えます。
質とは、温かい氣や、冷たい氣、電気的な感じ、磁力的な引き合ったり反発するような感じなどがあります。

他に、元気などの精力、体力的な氣、嬉しい、楽しいなどの感情的な氣、思考、意識などの氣も質が違う氣になります。
氣の種類と丹田の対応
氣の質と、三丹田が対応していると考えます。
それぞの氣の状態と丹田の状態が関係をしています。
その中で一部の働きをご紹介させていただきます。
下丹田は、元気、精力などの氣に関係します。
鍼灸でも、元気をつける時は、下腹部にある気海や、その下にある関元などが使われます。
中丹田は、感情の氣に関係します。
ヨガでもハートチャクラと呼ばれる場所です。
日本語も、胸がワクワクする、胸が満たされるなど、感情と胸が関係する言葉が沢山あります。

上丹田は、意識、思考などの氣に関係します。
精神的な乱れがあると頭、頭皮で治療することがあります。
頭部の状態が良くなれば、思考もスムーズにできます。
以上のように、氣の質と三丹田が対応しています。
氣の変化について
「氣は感応するもの」と言われます。
人と人が関係を持つことや、物を持つ、パワースポットと呼ばれるように場所や家の氣の影響を受けて、自分の氣が変化します。
治療をされている人や、ヒーリングをしている人の中で、もらう、かぶるなど言われます。
この時に、氣の影響で、経絡の氣の流れや、三丹田の状態が変化します。

三丹田の観点から説明すると、
元気がなくなったり、元気を貰ったり、体の変化は下丹田を中心に体の対応する部位に、
感情が乱れたり下がったり、整ったり上がったりなどは中丹田を中心に、
意識の状態、思考が乱れたり、思考が整ったりなどは上丹田を中心に、
変化が起きています。
通常では、変化が起きているいることに感じれない、変化を感じられるが変化したものをどうしてよいか分からないなどが起きています。
良い変化のみ起きればいいのですが、悪い変化も起きてしまいます。
この氣の影響で良くない方向に変化することによって、体調が下がったり、感情が乱れたり、マイナス思考になってしまったりなどが起きているケースをみかけます。
こういったことで、自分の望む人生から、ずれてしまうのは残念に思います。
気功を身に付けると、自分の三丹田の状態を知覚することや、変化することがうまくなってきます。
そうすれば、自分の三丹田を知覚して、良い方向に変化させやすくなってきます。
そのことによって、より良い人生に変えやすくなると感じます。
気や三丹田に対しての知識を覚えていただき、人生に役立てていただけると嬉しいです。