氣功はイメージか?体操か?それとも呼吸法か?
氣功の本質について
氣功を行う上で色々な考えや説明があります。
例えば、
・氣功とは、意識の使い方です
・氣功は、イメージをすることです
・氣功は、体操です
・氣功は、呼吸法です
など、説明されることがあり、これも悩みやすいポイントの一つです。

どれが間違っていて、どれが正しいとかはあるのでしょうか?
また、どれが気功の本質なのでしょうか?
これらを理解することで、気功の本質に近づき、効果的な修練が出来ると考えて、考察と説明をさせていただきます。
気功と意識について
気功で、意識を集中してや、意識を使ってと説明される場合があります。
例えば、体全体に意識を向けて自分の体の状態や、気の状態を把握すること。
指先や丹田などに意識を集中すると、そこに気が集まる、氣が発生するなどの変化が起こります。

古代からの言葉に、
「意至れば、氣至る」
があり。
意識を使うことによって、氣功となります。
気功とイメージについて
陽気の発生の際に溶岩をイメージすることや、地球の気を吸収する際に大地を引っ張るように。
また、浄化をする際に、清らかな水の流れなどをイメージすることがあります。
これらのように、イメージをすることで、心身、氣を変化させることができます。

気功は意念が重要視されています。
イメージは、想念と似たようなものと考えます。
他に、心像も近いです。
意念は、意識+想念です。
つまり、意識の使い方とイメージが大事ということです。
イメージのみでも、心身、氣の操作が可能となります。
ヒーリング、気功治療を行う際にもイメージ力、想念が重要になり、気功の中で重要な要素です。
体の姿勢や手の形、体や手の動き
氣功の功法では、特定の姿勢を取ることや、特定の手の形、印相、手印を取ることもあります。
これは、特定の姿勢や、手の形によって気の流れが変化します。

これは、動かない固定の状態でキープするのですが、氣は動き、慣れてくるとその氣の動きが知覚できるようになってきます。
反対に、
特定の動作を繰り返すことや、手を動かす功法も存在します。
この時に、特定の動作や、手の動きで、その動きに伴って、規則性をもって気が動きます。
ですので、氣功は外から見れば体操のように見えることもあります。
ただし、同じ姿勢、動作でも、動く氣の量には差があります。
この時に効果的な取り組みとしては、
体操として行った結果として氣が動くと言うよりも、氣を強めたり、動かすためにその動きを行う。と言う風な考え、取り組みがおすすめです。
姿勢、動作でも、氣を強めたり、動かすことが可能です。
気功と呼吸
陽気の発生の際に武息などを行います。
六字訣と言われる、6つの音を発しながら、呼吸をする功法もあります。
動功を行う際に、呼吸に合わせて行うことで効果も高まります。
一般的にも、深呼吸が良いとされます。
深呼吸の効果とされるものは、
リラックスや酸素の取入れです。

リラックスは、気功で言う放鬆です。
酸素を取り入れることによって、血流の増加や代謝の促進など、氣の巡りが上がります。
気功的に行えば、深呼吸によって上がる、血流の流れを、武息などではさらに強烈にすることを目指します。
呼吸でも、氣の流れを変えることができます。
合わせて行うこと、使い分けがおすすめ
気功の説明で良くされるそれぞれについて考察してきました。
そのどれもが氣を強めたり、操作することが可能です。
おすすめとしては、
「合わせて行うこと」と、「使い分け」です。
例えば、陽気の発生を行う際に、意識の集中やイメージすること、呼吸のみでも陽気が発生します。
しかし、経絡の詰まりが強い場合には、強い陽気が必要になってきます。
その場合は、意識の集中、イメージ、呼吸、姿勢などを合わせることによって、陽気がどんどん強くなってきます。
このように、合わせて行うことでより変化が強くでます。

他に、それぞれの方法で、氣の強め方や操作感、違いがあります。
例えば、
・悪い氣を体から出す場合には、吐く息と一緒に出ていくとイメージがしやすいです。
・地球の氣を吸収するときには、手で引っ張るようにすると、初めはやりやすいです。
・氣を手の平出す時には、手の形でやりやすさが変わります。
このように、それぞれの利点があります。
うまく使い分けると、感覚がつかみやすいです。
このように、それぞれの方法を合わせて行ってみたり、使い分けをすることで、より効果的に氣功が行えます。
参考にしてくださると嬉しいです。