陽気が発生しない理由③ 技術の不足

精の加工技術

陽気の発生のおいて、精を加工する技術も必用です。

精を陽気に変えると言う意味です。

 

リラックスして、精を増やすことができた後は、精を陽気に変える技術が必須となります。

先に述べますが、

精がたっぷりとある場合は、自然と陽気に変わる場合、自然と発生する場合もあります。

 

 

自然と発生する場合もありますが、

任意の場所に、任意の量を発生させることが重要です。

 

3つの技術

各流派で、技術は色々あります。

3密などと呼ばれて、流派の秘密になっている場合もあります。

 

当会では、加工技術を

①意識の集中

②想念

③肉体の操作

の3つに分けて、説明、指導しています。

 

それぞれで陽気を発生させることができて、それを合わすことで、より強い陽気を発生させることが可能です。

 

これらの技術が足りないために、陽気の発生がうまくいかない場合が多いです。

 

各技術について

1,意識の集中について

意識の集中では、任意の部位にどれだけの意識を集中できるかどうかがポイントになります。

 

下丹田で陽気の発生が行う場合は、氣海や関元に。

中丹田であれば、壇中に、などです。

 

自分の意識を集める工夫をしていただくと、うまくいきます。

※これを統覚法などと言う場合もあります。

 

2,想念について

想念は、わかりやすく言うとイメージです。

気功以外の行や、現代的な引き寄せなども、イメージを使用します。

 

陽気の発生では、溶岩や炎などを使われることが多いです。

 

3、肉体の操作について

肉体の操作は、当会では、呼吸、肛門、手の使い方、姿勢などをまとめて扱っています。

 

肉体の操作の各方法もそれぞれにコツがありますので、色々ためしてみてくださ。

 

下丹田で陽気の発生が多い理由

先ほど、どこでも陽気の発生が可能であると述べました。

上達すると、全身のどこでも陽気が発生が可能です。

 

ただし、それは上達した後で、陽気の発生をこれから取り組む場合には、やりやすい所があります。

 

それが下丹田です。

多くの流派では、下丹田からはじめることが多いです。

 

当会でも、基本的には下丹田からです。

その理由をいくつか述べていきます。

 

①呼吸法を併用できる・・・呼吸法での陽気の発生を合わせて行えます。

するとより多くの陽気が発生しやすく、より温かさを感じられるので、陽気の感覚をつかみやすいです。

 

②肛門を併用できる・・・呼吸と同じように肛門の操作を合わせて行えます。

肛門をうまく扱うことで、より陽気が強くなります。

 

③精を陽気に変えやすい・・・これは距離の関係です。

精を陽気に変えるのに、近い距離で行えるので、陽気の発生がしやすいです。

 

④氣を下しやすい・・・通常では、氣は上に登ることが多いです。

下丹田は体幹では下の位置になります。下にある下丹田で行うので、下ろしやすいやすいです。

 

以上のことなどから、下丹田からはじめるメリットが多いでし、安全性もあります。

 

精を陽気にかえる技術を磨いて、陽気の発生をしていただければと思います。