考えるではなく、感じる
氣や体を感じる
氣功で、氣(生命力、生命エネルギー)を高めたり、コントロールをしたいです。
氣や体を感じる必要があります。
もし感じられなければ、強くなっているのか、どこに流れている、流せているのか分かりません。
氣を感じることは体、体の変化を感じることでもあります。
氣の流れが活性化すれば、血流の流れも促進されます。
血流にそって体が赤くなったり、温かくなりそれを感じます。
陽気を発生するのも、曖昧な感覚を熱感として感じやすくするためです。
氣の感じ方は複数あり、その中の一つが熱感、温かさです。
温かさで感じれば、
熱が強くなる→氣が強くなっている
特定の所が熱くなる→そこに氣が流れた
と知覚できるようになります。

ただ、一部の人は氣や体を感じることでうまくできません・・・
考えてしまう
感じれない原因に、考えてしまうがあります。
現代では、普段の生活から頭をよく使うことが多いです。
昔のように、自然の中で生活して、体を動かすことが多ければ別ですが、学校で勉強をして家でも勉強して、仕事も頭脳労働。
家に帰っては、PCやスマホを使っていると、ほぼ頭を使ったり、考えている時間が多いです。
考えると感じるは、相反する関係です。
つまり、「考えてしまう」と「感じれなくなります」。
逆に、感じるためには考えないことが必要です。
つまり、
考える→考えない→感じる
と言う順番です。
これも間違うケースに、
「感じようと考える」、「考えないように考える」
と言ったことがあり、これも考えている状態です。
一度、完全に考えない状態にならないといけません。
※これを入静とも言います。
考えない状態のつくりかた
感じるために、考えない状態にならないといけません。
まずは考えている状態を感じてください。
考えているとは、脳が働いている、活性化している、脳波がβ波などです。
脳が働く=考えている状態は、手や目が関係します。
考え事をするときに、手や目を動かすのを観察することができます。
つまり、脳の働きと手や目は関係が深いです。
それを利用して、手や目の力を抜く、リラックスすると考えない状態が作りやすいです。
脳に直接を変化させることは感覚がないうちは難しいですが、手や目はアクセスしやすいです。
手は、手の周りを緩めること、手や指をほぐす、リラックスさせることはやりやすいです。
目は、目の周りの筋肉を緩めることは可能です。
目の周りの筋肉を緩めてみてください。

うまくできれば、考えない状態が体験できます。
この感覚は、お風呂に気持ちよくはいっている時や、眠る前、起きた直後などの感覚です。
感じることができたとは
考えることをやめると、感じる感覚がつかめてきます。
感じることができれば、次の段階があります。
・感じる状態のキープ
・より深く感じる
です。
まずは、感じる状態をキープすることを身に付けます。
これは個人の感覚で、どんな感じ、状態かを覚えておいて、それを再現するようにするとやりやすいです。
そして、感じる状態をキープできるようになれば、それを深めていきます。
深める方向は、
・より広範囲を感じる
・同じ部位をより多く、深く感じる
とさらに進んでいってください。
心の状態や体の使い方も
感じることは、氣のみではなく、心の状態を感じることにも、体の使い方にも関係してきます。
運動神経が良いひと、パフォーマンスが高い人は、ご自身の体の状態を感じる能力がとても高いです。
自分で、自分の体の筋肉の状態や、骨や筋肉の違い、インナーマッスルの知覚など素晴らしいです。
ですので、ぜひ感じることを身に付けていただければと思います。
