精の強化の方法について

精の強化方法の2つの方向性

健康のため、小周天の基礎となる陽氣の発生のために、精を溜める、増やす、強化することが大事です。

氣は量的な概念があり、量は減ることや増えることがあります。

 

これを築基とも言います。

 

精を強化することには2つの方向性があります。

 

精の消費、消耗を控える

1つ目は、精の消費、消耗を控えることです。

 

体力、精力、精は普段の生活で消費、消耗をしています。

もともと少ない現代人が、消費すると足りなくなるのは当然のことで、気をつける必要があります。

 

具体的に精を消費、消耗することは、

・話過ぎる

・頭の使い過ぎ(考えすぎ)

・音がうるさい環境

・性交渉過多

・消化に悪いもの食べる

・農薬、添加物を食べる

・糖質の過剰摂取

・お酒の飲みすぎ

・目の使い過ぎ(特にスマホなど・・・)

・電磁波の影響

・働きすぎ、過度な運動

・精神的なストレス

・夜更かし

 

これらが代表的なものになります。

 

特に、昔にはなかった要因として、PCやスマホの影響が強くあります。

目の使い過ぎ、電磁波、自律神経を乱す可能性もあり、注意が必要です。

 

なるべく目を休める、目をつむる、瞑想、夜はしっかり眠るなど意識してみてください。

精を吸収する、増やす

2つ目は、精を吸収して、増やすことです。

 

これは、さらに

①天丹

②人丹

③地丹

に分けて考えます。

 

①天丹について

天の氣を吸収することです。

呼吸などで、氣を吸収することです。

一般的な氣功法(静功も動功も)や、呼吸を通して精(氣)を吸収する方法です。

 

②人丹について

流派によっては、房中術のことを指す場合があります。

また、房中術を取り入れる流派を「栽接法」、取り入れない流派を「清浄法」などと呼びます。

 

当会では、

人からの氣と考えます。

元気な人、氣の流れが良い人、クンダリーニが活性化している人といる、繋がる、練功をすることで、精の強化に繋がります。

 

③地丹について

飲食物からの精の吸収です。

氣の理論で言えば、土地の氣(ミネラルなどの栄養)や太陽の氣を野菜などが吸収して育ちます。

 

栄養が豊富な飲食物をとることで、精の強化に繋がります。

一般的には、特に精のつくものと呼ばれる、ニンニク、ニラ、すっぽん、牡蠣などが古代から重要視されてきました。

 

2つの方向性を取り入れる

上にあげた2つの方向性は、どちらも重要です。

 

片方のみでは、十分な精がない足りない場合が多いです。

ですので、消費、消耗をさけることも、精を吸収、増やすことも両方大事にして、精の強化(築基)をしていただくと陽気の発生に繋がります。