練精化氣、精を材料として陽氣が発生

陽気の発生のために精が必要

古典の言葉で

「練精化氣」

という言葉があります。

 

精とは、精力、体力のことです。

精を練って、氣(陽気)に変える。

精が練られて、氣(陽気)に変わる。

精が陽気の材料となります。

 

精が沢山あるつまり、精力が強い、体力がある人ほど陽気の発生も、より発生します。

逆に、精がなければ、なかなか陽気が発生しないということにもなります。

 

伝統の流派によっては、はじめに厳しい禁欲をするのも、この精を溜める(築基)ために行います。

 

精が減った現代人

人類が発生して、色々な変化が起きて、環境も違います。

 

現代人は、この精が減っております。

氣功などをはじめて、なかなか陽氣が発生しない理由にこの、精の不足があります

 

人は自分の精、体力、元気さを基準に世界を認識します。

他の人や、自身に変化が起きないとなかなか、この精が不足しているというのが認識できません・・・

 

ここでは、一つの客観的な指標として、不妊の増加をみてみます。

 

昭和の頃は、色々な背景もありますが一般的な家庭では、不妊治療などを受けなくても子供が出来ました。

中には、4人や5人の子供を生まれた方も多くおられました。

 

現代では、

・6組に1人が不妊治療の経験がある

・正常な精子を持っているのが34人に1人

・過去の比べて、ここ数十年で不妊治療を受ける夫婦が4倍以上(詳しいデータはお調べください)

となっている状況です。

 

男性が理由の場合も増加しており、精子に問題が多いです。

氣功の考えでは、精が有形化したものが精子などと考えます。

 

精が足りなければ、有形化もできず、精子が作れない、少ないなどとなります。

※男性の草食か絶食化の要因の一つです。

 

現代は、不妊の増加などからも推測できるように、精の不足が深刻であり、一般的な生活をしていると精不足に陥ります

それが陽気の発生がうまくいかない理由の一つしてあります。

 

精を強化することが重要

精を強化、増やすことが陽気の発生で、必要なことで重要です。

 

精を増やすことができれば、気功の上達のみではなく、

・心身の健康面の強化

・妊娠の可能性が増える(それにより、少子化対策にもなる)

・心身の状態が基礎にある、ビジネス能力などのアップ

にも繋がります。

 

 

練精化氣では、精を材料として陽気になります。

 

技術(意識の集中、呼吸など)で、より精を陽気に変えます。

精の観点からは

・精が少ない(材料が少ない)→陽気の発生少ない

・精が多い(材料が多い)→陽気の発生多い

となります。

 

健康になりたい人、陽気をより発生したい場合、精の強化に取り組んでください。