陽気が発生しない理由① 精の不足
現代人は精が不足している
仙道では、小周天を行います。
小周天では、一般的に武息などを用いて陽気の発生を行いますが、この陽気が発生しない人も多くいます。
陽気の発生しない理由はいくつかありまして、その中の一つが精の不足です。
精とは、
心身の力。元気。精力。
などになり、陽気の材料となるものです。
現代人の精について
現代人の精が不足しています。
元気がない人、精力がない、少ない人が増加しまています。
人は自分を中心に認識をしているので、精が不足していると言われても、いまいち実感がありません。
客観的に判断することが大事です。
これは、日本における不妊治療数の増加や、人工授精の成功率の低さなどで判断ができると思います。
私は昭和生まれですが、昭和の時代背景もありますが、周りの人を含めて、不妊治療を受けなくても、4人、5人、それ以上の子供が生まれていました。
人は本来の生命力がある、健康であれば、普通にしていれば妊娠をします。
今は、普通に妊娠が出来なくて、不妊治療を受ける人が増えています。
人工授精の成功率も、日本はかなり低いです。
これは、日本人の精、生命力、元気さが下がっていると考えられます。
肉食系→草食系→絶食系なども流れもそうです。
気功的に言えば、精が有形化したものが精子(卵子)と考えます。
精がなくて、精子にならずに、精子の数が少ない男性がかなり多いです。
このような状態では、普通に妊娠ができるものではなく、また、何とか妊娠しても発達障害と呼ばれる子供が増えていることにも関係がありそうです。
もう少し言うなら、今の平均的な日本での生活をしていると、精が足りないです・・・
精と陽気について
精を材料として練って、陽気に変えます。
これを、
練精化氣
とも言います。
精を薪のような材料として、意識の集中や呼吸などで火をつけるイメージです。
この時に、火をつけるテクニック、意識の集中や特別の呼吸も大事ですが、材料である薪が無ければ火が起きません・・・
逆に材料が多ければ、より強い火をおこせます。
つまり、材料である精がなければ陽気が発生しずらく、精が多ければ陽気が発生しやすいと言えます。
人の一生として考えると年齢的に若い方が、精が多いので陽気が発生しやすいです。
気功も、この面からも速く始めるのが良いですね。
精を増やして取り組む
精と陽気が、関係しています。
今の日本での一般的な生活では、精が不足してしまいます・・・
意識して精を増やすことで陽気の発生に繋がりますので、精を増やすことに取り組んでいただけると嬉しいです。
精を増やすことは、仙道や気功をしていない人でも、健康レベルを上げてくれるので、おすすめです。