陽気をどの程度強めてから小周天を行うか
小周天を行う、小周天の講座を受けるタイミング
当会では、ベーシックコース、マスターコースで、小周天の講座を開催しております。
受講生の方から、以下の質問をされることがあります。
「小周天を行いたいが、陽気が発生しない・・・」
「小周天を行うほど、陽気が強くならない・・・」
「どれくらいの陽気の強さで小周天を行うのか分からない・・・」
などです。
周天法の流れ
周天法では、
陽気の発生→小周天→全身周天→大周天・・・
と進んでいきます。
この時に、陽気の発生から、小周天を行うタイミングが複数あります。
※小周天には、丹田の陽気を強烈に強めて、自然と督脈を流れるのをまつパターンもありますが、今回は意図的に、「回す」パターンを解説しております。
2つの方法について
陽気の発生から小周天を行う代表的なタイミングですが、
①陽気を強烈に強めてから行う
②ある程度の陽気で行う
が、あります。
この2つの方法は、それぞれが正しいものですが、違いもあります。
違いを理解して、取り組むことで効率的に行を進めていく事が可能となりますので、参考になれば嬉しいです。
なぜ陽気を発生させるのか?
まずは陽気の発生をなぜ行うか?を考えます。
陽気の発生は、
①氣の感覚(どれくらいの氣の量か、どこに氣があるかなど)を感じるため
②閉じた経絡やチャクラを開くため
と考えます。
①は、氣の量を温かさ、熱さとして感じ、その温感を量の物差しとします。
つまり、より熱くなるほど、氣の発生量が多いと認識できます。
また、温かさ熱さが移動することで、どこに氣が集まっているのか場所の把握も可能、陽気を移動させている実感もでてくるようになります。
②幼少期に開いていた経絡やチャクラがだんだんと閉じてきます。
その閉じた経絡やチャクラを開くには、強いエネルギー、つまり強い陽気が必要です。
強く閉じてしまっているほど、強いエネルギーが必要で、陽気を強くする理由です。
①も②もそれぞれ目的は同じですが、
①の場合は、下丹田の陽気を強烈に強めていくので、陽気の発生の段階で長いと数年行い、そこから小周天を行っていく。その後は、陽気が強いので、経絡やチャクラをスムーズに開きやすい。
②の場合は、下丹田にある程度の陽気で小周天に入るので、人によっては陽気の発生を始めてからすぐ小周天を行える。ただし、経絡やチャクラが開かない、開くまで時間がかかってしまうことがある。
の違いがあります。
熟練者と一緒に行うことで時間の短縮が可能
上記の違いは、基本的には1人で行う場合(単修)により顕著になります。
陽気が強い人、熟練者と行うと効果が上がり、時間の短縮が可能となります。
1人で行う場合は、陽気の材料である精を溜めて増やすことから始まり、その精を陽気に変えることを行います。 特に忙しい現代人は、この段階である程度の時間がかかります。
陽気の感覚が弱いと、どこに行っているのか知覚しにくく、詰まりが強いと、陽気を強める段階に戻らないといけません。場合によっては、流したい方向とは、違う方向に氣が流れていくもおきます。
この辺りが1人で行う場合や、独習するときの悩みやすい所です。
この時に、陽気が強い人や、熟練者と一緒に行うと
①相手の陽気の影響を受けて、自分の陽気が強くなり、感じやすく、経絡やチャクラが開きやすくなる
自分のみの精を溜めて陽気に変える、陽気を強くする過程を短縮できます。陽気が強くなれば、経絡やチャクラを開きやすくなります。
②陽気の感覚や流れ、位置を確認、誘導してもらう、開いてもらうことも可能
陽気も初めは曖昧な感覚が多く、この感覚で良いのか、これで流れているのかなどが分かりにくいです。これも、陽気の感覚や流れを、確認してもらうことで、知覚しやすくなります。
場合によっては、自分で流しにくい場合に、誘導してもらったり、経絡やチャクラを直接開いてもらうことも可能となります。
の利点があります。
当会では、マスターコース、ベーシックコースとも、熟練者と行うので、時間が短縮が期待されます。
ヨガや気功での変化、上達で悩まれている場合には、陽気の強い人や、熟練者と一緒に行うことをお勧めしております。